新時代の大学入試へ
 明治30年の創立以来、星野高校で行われてきた教養教育は、戦後の中でも大きな改革となる2020年度からの新たな大学入試制度が目指す教育方針そのものです。
 習熟度別学習指導、国際人教育、情操教育という3つの柱に支えられる123年の伝統を誇る本校の教養教育は、自分の力で社会を力強く生き抜いていける骨太で逞しい人格を築き上げることに繋がっており、これまでも社会から高い評価を得ています。
 勉強も部活動も学校行事も、全てに全力を注げるのが星野流。明るく真面目な校風のもと、習熟度別学習指導によってまずはしっかりと「知識・技能」を身に付け、レベル別の講習や添削指導で「思考力・判断力・表現力」を養います。海外への修学旅行やホームステイ・日独青少年交流コンサートなどの国際交流や豊富な英語学習指導による国際人教育によって、「英語4技能」と「多様な価値観への対応力」も身につけます。一方で、多彩な学校行事や全員加入制の部活動などの情操教育によって「他者と協働」して一つのものを創り上げ、難解な課題にも果敢に挑戦するとともに自ら行動する「主体性」と最後まで諦めない粘り強さを発揮する生徒たち。そこには、生徒たち全員で前進する逞しさがあります。それが、変化の激しい世の中でも創造力豊かに、そして柔軟に対応できるAIを超えた「総合的人間力」を養うことに繋がってきます。これらは正に新大学入試で問われようとしている力そのものでもあります。今、時代が求めている教育内容が、この星野高校では123年間に亘って脈々と受け継がれてきたと言えるでしょう。
 令和の時代を迎え、生徒の皆さんたちが心新たに目標と自信を持って、この星野高校で日々の生活を充実させることに邁進し、自らの希望の花を咲かせてくださることを願っています。

星野の教育とマッチした新たな大学入試制度

 2020年度からいよいよ新たな大学入試制度がスタートします。大学入試センター試験に代わる大学入学共通テストでは、より思考力や情報処理能力が求められ、英語においては4技能がバランスよく身についているかが問われるようになります。部活動やボランティア活動といった学業以外のいろんな活動の成果が大学受験の要件として問われる「多面的・総合的評価」もスタート。こうした改革を通じて、知識だけではない総合的な学力を試す、新時代の大学入試制度が幕を開けようとしています。
 本校では開校以来、習熟度別授業によって一人ひとりの学力をきめ細かに養成するとともに、国際人教育と情操教育という多彩な教養教育が行われ、世の中で活躍できる人材を育んでまいりました。そのような本校の教養教育と新たな入試制度は親和性が高いことから、本校の生徒には追い風の状況です。新たな大学入試制度に向けては、これまでの伝統の中で培われてきた教育をベースにしながら、ICT教育も取り入れるなど時代のニーズにも応えて、新たな教育体制を築き上げてまいります。

思考力・判断力・表現力を養うために

 記述式の問題を解くのに欠かせない「思考力・判断力・表現力」を養うのに有効なのが小論文を書くことです。本校では小論文模試を全員で受験しそのリライトも行い、国公立大学・私立大学それぞれに対応した小論文講演会を校内で行うなど、生徒一人ひとりに寄り添う丁寧な小論文指導を行ってきました。
 さらに難関大特講などでは単に文章の組み立て方を学ぶだけではなく、小論文で扱われる「クローン技術」や「安楽死」などの生命倫理に関する問題や原発問題など、賛否が分かれる難しいテーマにも踏み込みます。ときには生徒同士による密な議論を繰り広げることで考える力を養うのも本校のやり方。「思考力・判断力・表現力」を高めるために、生徒自らが主体的に考えていける学びの場を積極的に設けることを大切にしています。

英語4技能を磨く充実した英語学習

 英語4技能をバランスよく高める英語学習。これは、本校が長年にわたって実践してきたことです。リーディングやライティング力は、英文和訳や英作文の添削指導などを通じて磨きます。受験直前には一か月間で、100本近い英語小論文の添削指導を求める生徒もいるほどです。リスニング力やスピーキング力を伸ばすためには、1年次から全コースで英語ネイティブの教員による「英語で英語を学ぶ授業」を実施。ほかにも英検を受験する生徒には、英語面接のマンツーマン指導を行ってきました。全国の高校の中で本校が1級・準1級をはじめ最も多くの英検合格者を輩出し文部科学大臣賞を受賞しているのは、こうした取り組みの成果です。いつでも4技能練習が可能なOnline Callシステムを採用し、英語能力試験GTECも全員が受験して4技能の伸長を図ります。iPadやプロジェクターを利用したICT教育も推し進めながら英語教育をさらに充実させてまいります。

多面的評価で試される総合的な人間力

 部活動をはじめ、学業以外の活動にも熱心に取り組む伝統がある星野の生徒たちにとって、「多面的評価」の導入は大きなチャンスになります。部活動やボランティア活動、多彩な学校行事、資格の取得。このように熱心に取り組んだ活動が前向きに評価されるようになるからです。活動の成果は生徒自身がポートフォリオとして電子データとしてまとめ、大学入試の出願時に「JAPAN e-Portfolio」という高大接続のポータルサイトに提出します。1年次から計画的にポートフォリオの作成を進めていけるように学校側としてもしっかりサポートしてまいります。これは、学校での学びそのものを深めることにも効果的です。一つひとつの活動の「振り返り」を通じて、「何を学んだのか」が明確になれば、次に学ぶべきこともクリアになるからです。
 星野で経験するすべてのことを糧に、これからの大学入試だけでなくその先の社会で求められる総合的な人間力を身につけられるのが、星野での教養教育の魅力です。
 高校3年間というのは長い人生を力強く幸せに生き抜いていくための土台を築く大切な時期。そのかけがえのない期間で、確かな学力と逞しい人間力を兼ね備えた人材を育成できるよう、全力で応援したいと考えています。

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