昨日、女子バスケットボール部の1年生4人が練習後の下校途中、道端で財布を拾いました。直ぐに交番に届けました。
後日、「いまどき落し物は持って行ってしまう人が多いけど、さすが星野生です。」と警察からお礼の電話を頂きました。
顧問の先生がクラブ活動中本人たちに確認したところ、「当然のことです。」と言って練習に戻ってゆきました。
今から数十年前のことです。
川越市駅近くの交番に一人の男性が、駆け込んできたそうです。
男性は慌てた声で警官に
「財布や大事な書類など、全財産を入れたかばんをどこかに落としてしまった。」と泣きつきました。
すると警官は、「最近は物騒だから、落し物も出てこないんですよね。
ただこの辺は、星野の通学路だから、星野生が拾ってくれていたら別なんですけど・・・。」と答えたそうです。
そこへ偶然、星野生が落し物のかばんを届けに来ました。
男性は「このかばんです。本当に助かりました。どうも有難う。」と涙ながらに感謝していたそうです。
星野生は、日頃の学習を思い出し、
「当然のことです。困っている人がいたら、見過ごすことは出来ません。」と答えたそうです。
「情操教育」は、「習熟度別学習指導」「国際人教育」とともに星野学園教育の三つの柱として、
123年の歴史の中で今も大切に受け継がれています。