埼玉大学高大連携理系進路選択支援出前講義を実施しました
3月9日(木)に中学3年~高校3年の希望者79名を対象に、本校生徒の理系進路選択を支援するために埼玉大学と連携し、理工系の出前講義を本校第2校舎にて実施しました。
第1部は、ジェンダー学・文化人類学・キャリア教育を専門とする幅崎麻紀子准教授により、「大学とはどんなところ?研究生活は?学生の進路は?」と題した理系キャリア形成についての講義をご実施いただき、20分程度の説明の後、第2部の各先生およびTA(学生)の方を交え、生徒の皆さんの質問に応えていただきました。
第2部では、生徒たちが選択したテーマ別の講義を、3つの教室に分かれ受講しました。
① 辻 俊明 准教授 電気電子物理 「人と触れ合えるロボットを目指して」
講座概要:配膳用のロボットやコミュニケーション用のロボットは人を傷つけないよう、小さな力でゆっくりと動くように作られています。その一方、工場などでは硬い力持ちのロボットが様々な重作業を人の代わりにしています。本授業ではその両方を紹介しながら、力持ちのロボットが人と触れ合いながら人を傷つけずに作業できるようにするため、どんな技術が研究されているかを解説します。
② 党 紀 准教授 環境社会 「土木におけるAIの応用」
講座概要:今更聞きますが、AIはなんだろう?身の回りにAIが溢れているいまこそ、中身を覗いてみよう。橋梁、建築などの建設分野でもAIが大活躍しています。AIが生まれてから今までの歴史を簡単に説明し、身近なAIの仕組み、土木工学における維持管理や地震防災などの課題とAIの応用を解説します。
③ 川村 隆三 准教授 基礎化学 「ミクロのつながり、高分子」
講座概要:分子がつながってできる高分子。個々のつながりは直接見えないけれど、材料として触れるスケールでは様々な特徴が見えてきます。つながり方がどんな効果をもたらすのか?一緒に考えてみましょう。
参加した生徒たちは、理系のキャリア形成についてと大学での専門分野の講座を学ぶことで、自らの進路実現に向けての意欲を高めることができました。